2016年も終わりましたね。
会社を合併し、7人の新体制となってから、1年が経過し、クーネルワークとして2年目を迎えました。
この1年間でスタッフは15人に倍増し、オフィスも1Fフロアを増床しました。
また昨年は、新潟発のベンチャー企業として、多くのメディアに取り上げていただきました。インタビューや取材を通して、経営者としてのあり方や、会社としての未来を考えさせられる機会が多かったです。
やり残したことが多かった1年
一見すると、会社として大きく成長しているようにも思えますが、全てが手探りの状態の中で、「なんとか体制作りをする」というので手一杯の一年だったように思います。
達成していきたい目標や、進めて行きたい事業展開などがたくさんありながら、全然攻めきれなかったというのが自分としての感想です。組織としてのスピード感・決定力・目標達成への意欲、全て足りていなかったです。やり残したことが多い1年でした。
昨年の反省を活かし、全体の目標をより明確にして組織を率いていくこと、スピードを重視して「結果」を出していくことは、ベンチャー企業の経営者としてより徹底していきたいと思います。
2017年の頭には新人が2人入社予定で、そこからさらに新卒採用にも踏み出します。将来への投資として、社員教育についても、時間を惜しまず取り組み、組織としての強さを高めて行くつもりです。
社会人経験の浅い、若い社員の多い当社について言えば、マネジメント層の育成も大きな課題として捉えています。新卒を受け入れる前に、会社としての基盤をより固めていく必要を感じています。
あ、年末年始の休みにマンガの「海賊とよばれた男」を読みました。戦後の日本経済の成長を支えた出光をモデルにした内容です。時代に逆行していると思われるかもしれませんが、地方である新潟で、若手が牽引していく成長企業を作っていく過程においては、高度経済成長期を支えた、古き良き日本企業のやり方や、風土が最も参考になるのではないかと思っています。
日本人には日本人に合ったやり方、組織の作り方があると思うんですよね。「下町ロケット」なんかを見ててもそう思います。
気付けば今年で30歳
自分個人として見ると、2017年で30歳を迎えます。気づけばWEB業界ももう9年目、独立して7年目を迎えます。もう若手なんて言ってられません。ドッグイヤーとも言われ、変化の大きなこの業界で、自分が前線に立てるのはあと何年くらいでしょうか?歳は取りたくないものです。
プライベートでは、11月に第一子が生まれました。公私共にめくるめく変わる環境の中で思うのは、「自分のためだけに」自由に時間が使えるのは、本当に若い内だけだなぁということです。
電通問題で世間が揺れている中でこんなことを言うのもなんですが、自分のキャリアの強みは、大学時代から創業期のベンチャー企業で死ぬほど働いたこと、若いうちに起業して実践経験を積んできたこと、など、スタートの早さと仕事量による経験値が大きいと思っています。若い内にどれだけ苦労して、多く経験を積めるか、自分に投資できるか、という事が長い仕事人生に大きく影響してきている実感があります。
30歳の節目を一つの区切りとできるように個人としても1ステップ成長できる1年としたいです。みんなで頑張りましょう!
谷でした。