東京から地方に移住したら、「やりたいこと」がたくさん見つかった話

1,148 view

こんにちは、谷です。

最近ありがたいことに、また多くのメディアに取り上げて頂いています。

1年ほど前までは、身内4人でひっそりと仕事をしていたこともあり、経営者としての自覚なんてまったくなかったんですが、最近は、「社長」として、自分個人にフォーカスして頂くことが多くなりました。

その中で、これまでのことを振り返ったり、漠然と思っていたことを言葉にする機会が何かと多かったので、ちょっとブログにも。

元々、やりたいことなんて何もなかった

昔から、経営者になりたかったんですか?と聞かれることがありますが、正直まったくそんなことは考えたことがなかったです。

なんと言っても「ゆとり第1世代」。特にこれと言って興味のある分野があるわけでもなく、やりたいことや将来の夢、というのが全然無かったです。生まれてこの方、景気が良くなっていったこともないけど、それなりに満たされて育ち、なんとなく生きていたのに、就職活動時期にはリーマンショック。そして東日本大震災。

就職活動時期に初めて真剣に自分のやりたいことを考えてみるも、やっぱり特に何もなく。意欲が沸かなすぎて就職活動を早々に断念。

そんなタイミングでたまたま、サイバーエージェントの藤田社長の本「渋谷で働く社長の告白」を読んだことをきっかけに、自分を追い込むようにして、創業間もないWEB系のベンチャー企業で働くことになりました。

WEB業界を選んだのは、特に何もやりたいことがなく、かなり飽きっぽいので、「インターネットなら色々な業界に絡めるので飽きなさそう」、くらいの理由です。

起業したのも、なんとなく。

ベンチャー企業で働き始めて、大学生のうちから、本当に様々な経験をさせてもらいましたが、その頃も、仕事のやりがいや、将来のキャリアプランやビジョン、というようなものは、今考えると何もわかっていなかったように思います。

とにかく忙しくて、やることがたくさんあって、若手のうちから色々なことを任せてもらえる分、責任感みたいなものはあるし、創業間もない小さな組織の中で自分が必要とされることは嬉しかったし、日々成長している実感もありましたが、「将来的に起業したい」とか、「この会社で将来こういうことを成し遂げたい」とか、そういうことはよくわからなかったです。そういうモチベーションに至るようなバックグラウンドが自分には無かったのだと思います。苦労した経験とか、社会的なものに対するやりきれない思いとか。

そんな中で結局、仲の良かった先輩、同期や後輩の退職が続いた時に、「みんな辞めちゃうなら、じゃぁ一緒になんかやるか!」くらいのテンションで独立しました。兄貴肌というか親分気質みたいなものはあって。

実際に、創業期のベンチャー企業でがむしゃらに仕事して、会社が急成長していく環境を経験したことで、「起業」に対する心理的なハードルがかなり下がっていたのだと思います。「本気でやったらどうにでもなる。」ということをベンチャーで学びました。

それでも、「起業して社会を良くしたい!」とか、「この業界を変えたい!」とか、「世間を驚かせるようなサービスを作りたい!」とかそんなことは、実際に独立した時にも、まったく何もなかったです。

ただ、仲間がたくさん退職する経験を通して、皆が生き生きと「やりがい」を持って働ける環境を自分達で作れたらいいな、と思っていました。

東京を離れ、地方都市「新潟」に移住して起業したのもIT企業として、これまでとは違うやり方が見つかるんじゃないか、という気持ちがあったからです。

地方に来てみて。

新潟に来て、今自分でも驚くほど、「やりたいこと」がたくさんあります。

これは、地方に「課題」がたくさんあること、かつそれが「見えやすかった」からだと思います。

若者の流出や人口減少、少子高齢化、地産商品の情報発信力不足、地産品の商品企画力の不足、跡継ぎの不足、起業家・新規創業者の不足、老舗企業の倒産、若手のキャリア不良や、女性の労働力を活かせていないこと、観光PRの空回り、空き家問題、施設の老朽化、教育面での遅れ、IT分野での遅れなど、挙げだせばキリがありません。

そういった課題を通して、「自分たちにできること」、「自分たちだからこそできること」のイメージが湧きやすいことが、地方の面白さだと気づきました。

東京にも課題はたくさんあるのでしょうが、会社やサービスもたくさんある&次々に生まれるし、課題自体が大きすぎて「自分たちにできること」というイメージにまで繋がらなかったのかもしれません。景気悪いなりに、わりと満たされて育った世代だし、社会問題もどこか他人事で、問題意識を抱える機会自体があまり無かったように思います。

今は一緒に働く仲間が増え、仲間が増えることで「自分たちにできること」も広がり、責任ある立場になってきたことで、これからやっていきたいことがさらに増えてきました。

それって本当に「やりたいこと」なの?「やるべきこと」なのでは?と思う人もいるかもしれません。そこはもう捉えようです笑。

人間誰でも社会や人々に必要とされたいという気持ちがあるはずです。それを満たされることが仕事を通しての「やりがい」にもなるのだと思います。

若い人たちに伝えたいこと。

「東京に行けばやりたいことが見つかる」と思っている地方出身の若者さん達へ。

「東京へ行かないとできないこと」もたくさんありますが、地方だからこそ見えることもたくさんあると思います。

地方だからこそ必要とされていることが、これからの若い世代にはたくさんあるはずです。

東京で、「やりたいことが見つからない」と嘆くあなたへ。

あなたを必要としている人たちがいる場所は東京では無いのかもしれませんよ。

地方に移住することで、地域の課題を通して、社会の見え方が変わる部分や、思ってもみなかった自分に出会えることもあると思います。

自分は今、WEBを通して、新潟から情報や物を発信し、新潟と共に生き、新潟の人達に必要とされ、地域の誇りとなるようなインターネット企業を作りたいと考えています。そして、新潟の若者が憧れる企業としてのシンボルとなり、 若い世代がやりがいを持って働ける場所、仕事で輝く若者を一人でも多く輩出できる環境を作りたいと思っています。

そのあたりのことはこちらにも書いていますのでよろしければ。

私達は会社として、何を目指すのか。小針の不夜城より。

WEBマガジン新潟永住計画OPENしました。

そんなこんなで色々やっていますが、新潟に移住して間もなく始めたローカルWEBマガジン『新潟永住計画』を5年越しに復活させました。

移住者目線で発信する新潟密着型ローカルWEBマガジンとして、新潟の食に関する情報を幅広く発信できればと思っています。

新潟直送計画のオウンドメディアとして、鋭意コンテンツの作成に勤しんで参ります。

nglife

最後にTV放送予定

■BSN「情熱にいがた」

【テレビ】10月29日(土)午前10:18~10:30
(※再放送 10月30日(日)深夜24:50)
【ラジオ】10月30日(日)午前8:15~8:30
(※再放送 11月5日(土)午前7:00)

■TeNY「キラリ!新潟夢中人」

【テレビ放送予定】11/8(火)21:54〜

それではまた。

\ SNSでシェア /

WRITER

谷 俊介

代表取締役 谷 俊介

この会社の代表取締役。1987年生まれのゆとり第一世代。
海城高校・上智大学法学部出身。

大学在学中から西新宿のITベンチャーでSEO/SEM・WEBマーケティングに携わった後、23歳の時に愉快な仲間達と新潟に移住し独立。気づけば立派なアラサー。

TAGS