Webライティングをこれから始めたい!でも何か記事を書こうにもなかなか思い浮かばない…。そんな方に向けた記事です。
普段から書く習慣がないとなかなか筆が進まないものですが、手順に沿って正しく作業すれば、ある一定の質を保った文章が書けるようになります。
全体的な方針
最初にまず考える時間を作ろう
ある程度、頭を整理して方針を固めてからの方が、結果的に早く良いものを完成させることができます。
特に考える作業と、手を動かす作業は分けたほういいです。考えながら書こうとすると、頭の中がごちゃごちゃになってしまいますし、本筋から逸れてしまいやすくなります。
考えても何も出てこない場合は「まず手を動かしてみる」というのも大切ですが、まずは全体像を捉えるところから始めてみましょう。
こだわりすぎないようにしよう
なかなか文章が書けないのは、最初から完璧にやろうとするからかもしれません。はじめから一言一句こだわって書いていくと、どこかで思いつかなくなったときに行き詰まってしまいます。
まずはざっくりと構成を作り、ざっくりと文章を作るようにしましょう。その後で、気の利いた言い回しや表現で文章を整えていく。
そして、ひとまず完成したら勇気を持って公開することが大切です。そして次のコンテンツを考え、どんどん経験を増やしていきましょう。継続は力なり、です!
1. 前準備
「誰」に「何」を伝えるのかハッキリさせよう
まずはターゲットを明確にすることからはじめましょう。
Webライティングは普通の日記とは違い、「ある人のお悩みを解決し、目的の行動を促すもの」です。万人向けにすると内容がブレてしまい、伝わりにくくなってしまいます。
文章の質を担保するためのコツは、書いている最中も忘れないように、備忘録として下書きの最初に書いておくことです。
もちろん公開時には消しますが、冒頭に書いておくことで頭がスッキリしますし、書いているうちに脱線しても戻ってこられるので、オススメですよ。
情報収集をしよう
ターゲットや伝えたい内容が決まったら、同じテーマで他の人が書いた文章を読んだり、検索してほしいキーワードで検索してみて、上位表示されているコンテンツを読んでみましょう。
基本的には、それらのコンテンツよりも上質な記事を書けば、検索エンジンに評価してもらいやすくなります。
丸パクリはご法度ですが、同等の内容をあなたの切り口で書くのは何も問題ありません。いくつかの記事をまとめて自分の言葉で書いたり、「ここはもっと説明があったほうがいい」「ここにはリンクを貼っておいたら親切だ」など、色々工夫してみましょう。
アイデア出しをしよう
情報収集した後は、様々な情報で頭がいっぱいになっていると思います。ここで一旦、頭の中にあるものを出しておくと、すっきりして作業に集中できます。
私の場合は、ひたすらメモ帳に書き殴っていくのが好きですが、さらにアイデアを膨らませるために「マインドマップ」と呼ばれる手法を用いる人もいます。このあたりはお好みで、性に合うものを選んでいくといいと思います。
アウトラインを作ろう
アウトラインとは「骨組み」のことです。文章を書く時の道しるべになります。
骨組みが完成したら半分くらいは完成したも同然だと思います。アウトラインを作っておけば、後になって「あれ、結局どういうことを書きたいんだっけ?」というのを防ぐことができます。
ここでのポイントは、「見出しはザックリとで大丈夫」ということ。中身の文章を書いているうちに、見出しが適切ではなくなることも多いので、いきなり完璧なものを目指さなくても大丈夫です。
アウトラインを基に文章を作り、文章ができたら最後に見出しを調整する、という流れをとると上手くいきやすいです。
2. 下書き
きっと、ここまで準備をしてきたなら、そろそろメチャクチャ書きたくなっているはずですね!手を動かすフェーズなので、細かいことは気にせずとにかく思い浮かんだことを書くべし!書くべし!
気の利いたフレーズや表現、どう書けば伝わるかなどは一旦無視で構いません。とにかくアウトラインに沿って思いのままに書きまくりましょう。
3. 推敲しよう
伝えたい相手にとって有益か
推敲は最も重要なフェーズです。最終的なクオリティの良し悪しはここにかかっています。
ここで念頭に置きたいのは、「会話なら相手の反応を見ながら話せるけど、文章は一方通行」という事実です。
誰でもわかるように、できるだけ専門用語など難しい表現を避け、もっと平易な文章に変えられないかなど、どう書けば伝わるのかを意識して改良していくのがポイントです。
また、抽象的な話を出したときには、必ず例を添えるのも親切です。
例えば、「今日は一段と冷え込みます」だけでなく、「東京では初雪を観測したそうです」を添えた方が、「雪が降るほど寒いのか」と、寒さがより伝わりやすくなります。
見出しと文章がリンクしているかチェックしよう
推敲を繰り返し、文章が出来上がっていくと、アウトラインで用意した見出しと、文章の内容が食い違ってくることがあります。文章に対して見出しが適切かを意識して見ておきましょう。
画像は最後に挿入する
読みやすい記事には、必ず適切な位置に適切な画像が挿入されています。画像はパッと見たときのイメージにも関わるので、早く画像を設置したくなるのが人情です。しかし、ここはグッとこらえて文章が完成してからにしたほうがいいです。推敲を重ねると当初の内容と食い違ってくることがあるからです。
文章が組みあがった後、「ちょっとわかりづらいところ」や「文章量が多くて読みづらいところ」を見つけて画像の挿入を検討しましょう。
画像の挿入の工程と、ライティングの工程をしっかり分けることで効率良く書くことができます。
4. 記事タイトルをつける
記事タイトルは最後につけよう
ようやくお待ちかねの、記事タイトルを付けるフェーズです!
記事タイトルは最初に付けたくなるものですが、出来れば最後にしましょう。というのも、テーマを立てて情報収集をし、アウトラインを作り、文章を書いて推敲し…と形を作っていくうちに、最適なものが変わっていく可能性が高いからです。
アウトラインを作っているので本筋から大きくずれることはないのですが、タイトルは「読んでみたい」と思わせる最初のきっかけです。
もちろん仮タイトルなどはあってもいいと思いますが、文章に見合った最適のものを設定するという意味で、最後に決めることをオススメします。
「28文字以内」を意識しよう
これはSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)のため。
要するに、GoogleやYahoo!で検索されたときに、書いた記事の順位を上の方に押し上げるために記事タイトルが重要だよ、ということです。
コピーライティングには、心理学を意識したフレーズなど様々なコツがありますが、はじめはあまり考えすぎないほうがいいです。文章を書くことに慣れてきたら少しずつ意識していくといいと思います。
一発で良いタイトルが出ると思わないようにしよう
タイトルが思い浮かばない、という人にありがちなのですが、一発で良いタイトルを作ろうとしている場合があります。
ものの本によると、なんとプロのコピーライターは1つのコピーをつくるのに100本以上のコピーを考えるそうです。
最初はそこまでしなくてよいと思いますが、大切なのはある程度の量を書くこと。いくつかアイデアを出して並べることで、良いものができる可能性が高まります。
まずは質より量をこなそう
良い文章を書くために推敲は必要ですが、推敲すれば推敲しただけ良くなるとも限らないです。
はじめのうちは、ライティングの流れに沿って質より量をこなすことで、まずは文章を書くのに慣れるようにしましょう。数をこなすことでどんどん力が付いていくはずです。
また、与えられた時間は有限です。同じ1時間で多くの数をこなすためにも、タッチタイピングやショートカットキーをマスターしておくことも大切ですよ!