こんにちは。谷です。
新潟に移住し、早くも5ヶ月が経ちました。
ようやく外回りの営業なんかも始めまして、いよいよ進むべき道も明確になってきました。
外回りを始めて、初めてお会いする方に私達の経緯・経歴を説明する機会が増えてきたこともあり、ここらで代表としてちょっとブログでも始めようかと。
より私達のことを知ってもらいたいという気持ちの高ぶりです。
私たちのバックグラウンド
私達は元々新宿のIT関係のベンチャー企業で働いていました。
創業期だったこともあり、内定者アルバイトとして働いていた大学在学中から
様々なプロジェクトを任され、一般的な大学生のアルバイトでは考えられないくらいの濃い社会経験を積むことが出来ました。
大手就職を捨てて創業期のITベンチャーで働いていたのにはワケがあります。
この不況の時代、大手で勤めれば安泰か、といえば違う。
自分の力で生き抜ける力が必要だ、とは直感的に感じていました。
IT関連ビジネスにはそもそも未来を感じていたし、
その中でも少人数のITベンチャーであれば、若くして必然的に多くのチャンスが巡ってくる、その経験があれば、仮にその会社が上手く行かなくても自分の力で生きていく事ができるだろう。
その為には、少しでも早く、大学在学中からでも、
とにかく仕事をして、認められて、多くの経験をしておきたい。
そんな思いで、とにかくがむしゃらに働きました。
大手とは違い、研修制度がしっかりしている訳ではなく、自分で本を買ったり、
インターネットで勉強し、昼も夜もなく業務をこなす毎日。
創業期のITベンチャーはもう本当に忙しかった。
大学を卒業する入社時には役職も頂き、
新入社員にして、人をマネジメントする立場に置かれました。
IT企業の闇
会社自体の業績はすこぶる好調でしたが、
そんな中、多くの先輩・同期・後輩達、仲間が次々と辞めて行きました。
元来、IT系企業での労働条件は過酷で、
人材の移動は著しいとは認識していましたが、
特に創業期だったこともあり、それは顕著なものでした。
皆、無理をしていたんだと思います。
仲間が一人、また一人と辞めていくのは本当に寂しいものです。
古くからの仲間が辞め、新しい人が入ってくる度に、
人間関係は希薄化し、仕事のやりがいを見失ってしまいました。
IT企業の新たな在り方
その頃から、IT企業の新たな在り方を考えるようになりました。
きっかけになったのは「日本でいちばん大切にしたい会社」という本。
この本には、地域と共に生き、やりがいをもって社員が働く
素敵な会社の話がたくさん載っていました。
一般的なIT企業に無い、「地域とのつながり」に魅力を感じました。
地域の方から誇りに思われるようなIT企業。
こういったものを目指したい。
大学時代から共に働いてきた同期の人間(梅野)が
会社を辞める決意をした時に、私も決断しました。
「自分の力でやってみよう」
「自分達が楽しく、やりがいを持って働ける場所を作ろう」
「覚悟を決めよう」
小さな決断ごとには優柔不断な人間ですが、
こと大きな決断に際してはインスピレーションに従うことにしています。
理由は後でなんとでも付けられます。
まだ若い、経験を積んでから・・・
お金だってないだろう・・・
なんだってまた地方でやろうとするんだ・・・
いろんな事を言われましたが、
なぜか確信めいたものがありました。
まだ若いからこそ、今しか挑戦できない!
お金なんてバイトしながらだってやってやる!
地方だからこそ必要とされる会社の在り方があるはず!
同期の梅野と、同じく退職の意思を固めていた後輩2人(入澤、山口)も賛同してくれ、ついてくると言ってくれました。
後から考えれば、よくまぁ、なんの縁も由もない土地に、しかもなんの力もお金もない私についていく決意をしたものだと他人事のように感心します。
しかも意外だったのは私たちそれぞれの親族達が思いの他、協力的だったこと。
「まぁ、こんな時代だしなぁ・・・」
自分たちの力で生きていこうとすることにむしろ頼もしさを感じてくれている様子すらありました。
私たちからすると、自由に生きる道を選択することができた、この時代背景は結果として追い風だったとむしろ思います。
新潟を選んだのは、妻(大学卒業と同時に結婚していました)の実家があったからです。
妻もそれなら東京を離れて独立することを納得してくれるだろう、と 笑
新潟に移住して5ヶ月経った今、
その選択は間違っていなかったと確信しています。
海も、山もある。食べ物も人も最高です。
いいところです。とても。
なんのつてもなく、金も、経験も無い私達がやっていることは、はたからから見ればゆとり的だと思われるようです。
少し冷めた言い方で「楽しそうだね」なんて言われることがよくあります。
でも、今やっていることは、「この時代の中で生きていく」ことを私達が真剣に考えた上での結論です。
信念と覚悟を持ってやっていることを理解して欲しいと思っています。
そして信じてついてきてくれた愉快な仲間たちを裏切らないように、
本気で頑張る毎日です。
愉快な仲間たち↓
ということで、NG-lifeのバックグラウンドをお伝えしました。
今後共よろしくお願いいたします。