燕市の高品質な金属製品と、日本の伝統技術を掛け合わせたオリジナル商品を企画しているファブレスメーカー、株式会社アルチザン様の新ブランド「漆磨」のブランディングを担当させていただきました。商品企画・ロゴ・リーフレット・展示会用のブースや什器のデザインなど、総合的にサポートさせていただきました。
DATA
クライアント | 株式会社アルチザン 様 |
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サイトURL | https://artisan-web.jp/ |
制作内容 | |
業種 | |
エリア |
CREATIVE
燕市の金属加工技術と、石川県加賀市の伝統工芸「山中漆器」を融合させた、株式会社アルチザン様の新ブランド「漆磨(シーマ)」。
400年以上の歴史を持つ山中漆をステンレスに施したカトラリー・タンブラー・酒器は、古典的でありながら、どこかモダンな雰囲気を醸し出しています。
ブランドロゴについて
漆は、木の幹に傷をつけて樹液を採取します。その木の幹の傷と、ステンレスの輝きをイメージして、モチーフをデザインしました。高級感を出すために、「漆磨」の落款も取り入れています。
商品企画について
流れるような刷毛の軌跡で、漆らしいしっとりとした質感の「日の和(ひのわ)」と、漆を叩くように塗りつけた、ざらつきのある手触りの「影炎(かげろう)」。
漆塗りの技法により印象の異なる、2つのコンセプトを作成しました。
展示会出展サポートについて
できるだけ贅沢に空間を使って、一つ一つを美術品のようなイメージで高級感が伝わるような魅せ方で展示しました。
漆の質感がわかるように、照明の当て方にもこだわりました。
また、商品のディティールや質感がよくわかるよう、平置きではなく、宙に浮かせるような展示方法をご提案させていただきました。
高級感のある「和モダン」な雰囲気を目指し、ブース壁面の模様は、枯山水の日本庭園をイメージし、ステンレスを研磨する機械にも見えるようにデザインしました。
アートディレクター:大津 裕子
デザイナー:大津 裕子
ご依頼の背景、商品企画のプロセスや展示会の反響については、下記のインタビューをご覧ください。
【アルチザン】燕の金属製品と加賀市の伝統工芸を融合させた「漆磨」をブランディング。高級感のある洗練されたイメージは、展示会でも好評でした。