制作部の藤代です。
WEB制作をしていく上で、最初に通るであろう「テキストエディターは何を選べばいいんだろう?」という悩み。。。
最近は無料で使える優秀なエディターが多く、社内でも「Sublime Text」、「Brackets」、「秀丸」など使用エディターはバラバラです。
何を大事にするかで、エディター選び方は変わってきますが、この記事では、
・無料で使える(完全無料)。
・Windows環境で使える。
・多機能でカスタマイズ性が高い。
・UIがお洒落。
というところで、私が選んだGitHub製の「Atom」を紹介します。
Atomを使うメリットオープンソースなので、完全無料で使える
「Atom」はオープンソースで開発されているので、完全無料で使えます。
無料のエディターなのですが、後述するパッケージやテーマなどの開発が盛んに行われているので、機能面やデザイン面は非常に優秀なエディターです。
よく比較対象にされる「Sublime Text」を使って、
「Would you like to purchase a license now?」
(ねぇ、ラインセンス買わない?)
というポップアップに悩まされる位なら、無料で気兼ねなく使える「Atom」をオススメします。
Windows環境で使える(MacやLinuxでも使える)
WEB制作の現場だと、Windows環境って以外とマイナーで、Macが使われていることが多く、Mac専用のエディターも結構あります。
Windows環境で使えて、多機能でお洒落なエディターってそこまで多くないし、もし今後Macを使うようになったとしても問題なく使えるので安心です。
対応言語も十分で、ショートカットやパッケージなどの使い方を調べた時に、検索結果が多いのも大事なポイントです。
パッケージを追加することで、自分だけの高機能エディターに
「Atom」の最大のメリットが、様々なパッケージを追加出来ること。
例えば、
・メニューや設定画面の日本語化(デフォルトは英語)「japanese-menu」
・FTP接続が簡単に出来る「Remote-FTP」
・サイト制作の管理をしやすくする為の「project-manager」
・コードのチェックをしてくれる「linter」
などなど便利なパッケージがたくさんあります。
公式サイトから人気のパッケージを探すことが出来ますし、今後も素敵なパッケージが増えていくことに期待ができます。
UI(ユーザーインターフェース)がお洒落で、テンションが↑↑↑
せっかくデスクに向かっている大半の時間、見つめ合っているエディターだから、やっぱり見た目や使い勝手にはこだわりたい。
パッケージ同様にエディターの見た目を変更するためのテーマファイルもダウンロードすることが出来ます。
インターフェース(エディター全体)とシンタックス(文字周り)のテーマを、何千を超えるテーマから組み合わせることが出来るので、Atomを自分好みの見た目に簡単に変えることが出来ます。
また、「Atom」はブラウザの「Google Chrome」に使われている「Chromium」というWebエンジンをベースに作られているので、ある程度WEB制作の知識があれば、自分で見た目のカスタマイズをすることも出来ます!
このテーマがいいんだけど、「Javascriptの関数の色だけ変えたい!」などの細かい調整も可能なので、ビジュアル面に関しては文句の付けようがないです。「Atom」最強。
Atomのデメリット挙動が重い
軽量のエディターと比べるとやっぱり重いです。
多機能故に「Atom」の挙動は時々もっさりしてしまいます。(Webエンジンベースですし)
複数のディスプレイを使い、サンダーバード(メールソフト)を立ち上げ、Webブラウザを複数立ち上げ、たくさんのタブを開きながら作業していると、動きが鈍くなることがあります。とはいえ、パソコンのスペックがそれなりに高ければ、そこまで気になることもないかなっていうのが正直なところ。
重くなる原因として、パッケージの入れ過ぎなどがあるので、あまり使わないものはインストールしない(アンインストールする)ことで回避出来ます。
最後に
エディターは結局ツールであって、それ自体が目的ではありません。ストレスなく、安心して使いこなせるのが一番大事だと思います。
いつでも乗り換えることが出来るけど、出来ることなら長く付き合っていきたいのがテキストエディター。自分にあったエディターを見つけて、バリバリコードを書いていきましょー。
次回、Atom導入編は1週間後くらいに公開予定です。